Posted by molk at 古本買取「創育の森」|カテゴリー古本屋店主見習日記

はじめまして店主見習いのモルクです

すっかりプーに先を越されてしまいましたが、皆様よろしくお願いします。古本に関してはまだまだはなたれ小僧ですが、プーに負けないように時々は更新したいと思います。

店主のローズは何時も家にいて、発送やら問い合わせに負われていますが、私は主に仕入れ担当で、各地を飛び回っています。そこで時々日記となったわけですが。留守中はプーが活躍してくれそうなので助かります。

当店は、つい10年ほど前までは10世帯程度しか人が住んでいなかったという、富山県のど田舎にあります。富山県自体が田舎ですから、どんなところかはお察しください。お店を出しても、熊やウサギやカモシカの方が多いようなところですから、字を読めるお客様がおいでになる事はめったにありません。そこで現在はインターネットでの販売をメインに活動しています。いつかは、古本屋として本当のお店を持ちたいという夢を抱きながら夫婦で日々奮闘しています。

私は、自然が好きなものですから、いつかは自然にかかわる古本を中心としたお店を持ちたいなと思っています。しかし、ローズはローズで別のことを考えているかもしれません。

自然が好きで田舎に住まいを設けたのはいいとして、こんな田舎で、古本屋がやっていけるのか?
そんな、古本屋の日常を時々書いていきたいなと思っています。

改めて、よろしくお願いします。


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2007年07月11日 | Comment(0) | TrackBack(0)

Posted by molk at 古本買取「創育の森」|カテゴリー古本屋店主見習日記

「創育の森」という屋号

「創育の森」が私どもの屋号です。

古本屋としては、あまりピンとこない屋号かもしれませんね。
それもそのはず、創育の森という屋号は、もともと古本屋としての屋号ではありませんでした。
詳細は、ここでは書けませんが、この名前で以前は別の事業をやっていました。
古本屋になった今も、思い入れのある名前なのでそのまま使っているというわけです。

それでも私なりにこの屋号に古本屋としての思いはあります。

文字という精神文化のメモリー装置が発明されてから、日本だけでも、ユニーク数で数百万という単位の書籍が世に出ています。正に「森」に相応しい膨大な数です。一人の人間が一生に経験し思考する世界は、極、極限られたものです。勿論、経験や思考は、それがたとえ限られたものであれ、真理の水脈に通底する深さまで掘り下げられれば、それはそれでパーフェクトなものです。しかしながら、凡夫の私達にとって、自らそれをなす事は至難の技といえるかもしれません。そんな私達でも、本という「森」の奥深くに足を踏み入れ、自らの精神を「創(削り」「育(育て)」る事によって、いつしか、森の滋養でしっかりと根を張り、その地中深く伸びた根の先端が、万物に通底する水脈を感じる日が来るかもしれない。そんな事を思いながら、「創育の森」という屋号を眺めています。

私も、屋久杉とまでは言いませんが、県木である立山杉のように、古本という世界にしっかりとした根を張って生きていきたいと日々励んでいます。

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2007年07月14日 | Comment(0) | TrackBack(0)

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古本買取

古本・古書の買取に関して現在は古本出張買取以外に、宅配便を利用した古本買取も実施しています。私は店主見習いとして、仕入れ中心に仕事をしていますが、プログラミングも担当しています。宅配便の買取に関しては、一部の高額本を除けば、全て私が制作した買取ソフトで、瞬時に買い取り価格を集計できるようになりました。

当店の買取価格は大きく分けて3つの要素から算出されています。

1つ目は、本の市場価格。
2つ目は、本に対する市場のニーズ。
3つ目は、本の状態。

2番目と3番目の指標から本は13段階にランク分けされます。ですから市場価格が同じ本でも、そのランクによって13種類の買い取り価格があるという事になります。

最近では古本に対する、消費者の皆様の目も変わっているようで、専門書以外のものに関しては、本の状態を気にされる方が増えてきたように思います。いわゆる、ヤケや書き込みのある本は、極端に敬遠される傾向に有ります。ですから、当店でも強いヤケのある本や書き込みのある本は買取の対象になっていません。基本的に状態の悪い本の買い取り価格は細かなスリキズ程度の良品に比べると半額以下とかなり低くなっています。

本以外では、当店はJAZZのCDの買取に力を入れています。JAZZ関係のCDに関しては古いものでも、音飛び当が無ければ、比較的高額で買取をしていますので、是非、ご相談ください。


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2007年07月23日 | Comment(0) | TrackBack(0)

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古本屋と真夏の古本買取

8月になってはじめての古本出張買取に行ってきました。

古本屋について、皆さんのイメージはどんなものでしょうか?
店の奥で、年寄りが置物のように微動だもせず座っていて。お客さんが入ってきても「いらっしゃい」の声もない。時々、本を棚から取り出そうとすると、メガネの奥からギロリと睨む。1時間もいると、息苦しくなり、そそくさと店を出る。
今流行りの、大型新古書店の「いらっしゃいませー」の山彦攻撃と、BGMに慣れてしまった若い人たちには、信じられないくらいのサービス精神の欠落度。良くあれで食ってられるな「ありえねー」ってことになるのではないでしょうか。

今は、富山県の山奥に暮らしていますが、若い時、6年ほど東京に住んでいました。大学が神保町の近くにあったもので、神田の古本屋街にはよく足を運んだものです。正直私も、古本屋って暇そうでいいななんて思っていました。

古本屋が店で売る本は、店頭での買い取りも一部ありますが、主に大口の出張買取や市場での買取によって古本屋に運ばれてくるものです。ましてや、店舗が無く、インターネットのみで本を販売している私どものような古本屋では外からの買取が命綱。店に座っているだけでは、本は歩いてきませんので、店主は買取に東奔西走することになるわけです。

お店で置物のように座っている古本屋も、一旦お店を出れば、肉体労働者に変身します。

私も、店主見習として買取を担当していますが、この時期の買取は地獄の様相を呈します。出張買取では、大量の本を買い取りに行くわけです。たいていの場合、1部屋が書庫化し、本棚と本がぎっしりと詰まっています。エアコンの普及したこのご時勢でも、本のためにエアコンを買う人はいませんので、真夏のこの時期室内温度は30度を楽に越えています。ですから、私の買取時の服装は、ランニングに短パンにスリッパといういでたちです。特にスリッパというのがキモです。これはあるベテランの古本屋さんに教えてもらったのですが、革靴なぞ履いていこうものなら仕事になりません。普通の家に入る時は履物を脱いで入りますから、出入りのたびに靴を脱ぐ事になり、スリッパ以外の履物は考えられなくなります。やってみれば分かります。

サウナのような部屋の本箱からダンボールに本を詰める、大きな本は紐掛けする。そして、次から次へと本を車に積んでいく。この時期なら、ものの10分もしないうちにランニングが汗で染まります。2000冊の本ならダンボールで50箱前後。帰れば帰ったで、荷降ろし、清掃が待ってます。私のところは作業場にもエアコンが無いので、行くも地獄、帰るも地獄。正に無限地獄といったところです。真夏にこの作業を一人でやると2kgは確実に痩せます。ジムに通うよりは確実なダイエットです。あなたも、いかがですか?

今度古本屋へ行ったら、店番をしている古本屋の店主を、もう一度じっくり眺めてみてください。落ち着きはらった上半身の下でアヒルのようにバタバタしている足が見えてくるかもしれません。商売と名の付くものに楽なものなど無いようです。

ハードな肉体労働にもかかわらず、私は、部屋の中でうずもれている文化を、新しい世代に繋いでいく古本屋という職業が気に入っています。

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2007年08月07日 | Comment(2) | TrackBack(0) |タグ:古本

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意外な注文

当店は、主にアマゾンマーケットプレイスという所で古本を販売しています。注文主様はさまざまで、一般の方が最も多いのですが、大学や研究所、テレビ局、出版社、同業者等。色々な方が色々な事情で古本を探しているのだなと改めて思い知らされます。

最近、大手の古本屋さんから注文がありました。ちょうど2日ほど前にその古本屋さんに興味を持ち、インターネットサーフィンをしながら情報を集めていたので、タイムリーな出来事に少し驚きました。インターネットを介して古本屋が古本を買うことを電脳せどりというそうです。勿論、せどりではなく、単なる参考文献としてご購入されたのかも知れません。

私の店はまだ、駆け出しのはなたれ小僧のような店ですが、その店は、古典籍(江戸時代以前)の収集や保存に力を入れていると同時に、ITの導入も進められている伝統的革新古書店です。古き良き時代を知ると同時に、厳しい時代も乗り越え、古書店として確固たる地位を築いている店です。そんな店が、電脳せどりをやっている事も驚きですが、注文いただいた本の内容にも意外さを感じました。

古典籍や人文系の堅いイメージがあったその書店からの注文は「戦後の少女マンガの歴史」に関する絶版書籍でした。ほぼ、同じ内容のものが文庫化されているので、内容だけを求めるならば、必ずしも私どもが出品している1万円を超えるような初版物を求める必要は無いわけですが、あえて初出の初版物に投資してくる古本屋の意気を感じてしまいました。「少女マンガ」という所はちょっと意外でしたが。

最近は、コミックの値崩れが激しく、古本の買取にうかがっても二の足を踏むような事も有ります。特に「少女マンガ」は鬼門で、ほとんどお金になりません。しかし、少女マンガも歴史という観点から、昭和20年代、30年代のものには、なかなか面白いものもあるようです。

私どもは古本屋といっても、新古書店に近く、新しく綺麗な本の販売が中心ですが、古本屋としての修行を積むにつれて、昭和初期、大正、明治、江戸と、時代を遡って本の森に少しずつ分け入って行くのだと思います。ちょっと心がわくわくしてきます。とりあえず、今は昭和初期、中期の古本の世界に少しずつ近づいていこうと思っています。


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2007年08月09日 | Comment(0) | TrackBack(0) |タグ:古本 せどり

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古本屋の長旅

12月4日から21日まで家を留守にして、仕入れの旅に出かけていました。今回は買取の仕入れというわけでは無く、ブックオフを中心とした古本屋さんから本を仕入れる「せどり」旅です。
もう一つの目標は全国の同業者の皆さんに直接お会いする事でした。
回ったコースは、岐阜、愛知、静岡、神奈川、東京、埼玉、栃木、群馬、山梨、長野の1都9県。17泊18日の旅です。

全て車中泊で30年以上愛用しているシュラフが大いに役に立ちました。名古屋では「せどり」を中心に活躍している3人の同業者と、神奈川では買取を中心にしている同業者と、そして栃木ではアマゾンマーケットプレースで古くから本を販売している3人の大先輩にお会いする事ができ、多くの刺激を受けて帰って来ました。

古本屋という仕事は得てして本と向かう事が多く、人間関係が希薄になり、刺激に乏しい仕事ですが、今回の旅で多くの方から今後のヒントをいただき、来年度は古本屋として更なる飛躍の年となることを確信しています。

この場を借りて、お会いした多くの方に、感謝申し上げます。

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2007年12月22日 | Comment(4) | TrackBack(0)

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古本屋の事務所兼倉庫

家の部屋を倉庫代わりにしての古本屋家業でしたが、今年の秋ごろから限界を感じていました。倉庫を借りると費用も発生するので躊躇していましたが、年末に大口の買取も発生しそうなので、思い切って倉庫を借りる事にしました。これで、我が家のいたるところに詰まっている本から開放される事になりそうです。

その建物は以前から目をつけていたものでしたが、広さが100坪程度の建物で、さすがに広すぎます。15万冊も在庫を持つ事などありそうも無いし、とても家賃を払ってやっていけるとは思えませんでした。持ち主に一度中を見せてもらい、交渉の末その4分の1だけを借りる事になりました。約20坪のスペースです。

年が明けると、事務所・倉庫移転のための様々な作業が待っています。年末年始は動けないので、1月4日から山のような楽しい作業をこなしていかなければなりません。ネット環境が整うまでは少し時間がかかりそうですが1月末ぐらいから本格的に稼動できそうです。

新しい年は新事務所を基点に、今まで経験した事の無い世界に出会えそうな予感がしています。

年年是好年

皆様、良い年をお迎えください。

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2007年12月31日 | Comment(5) | TrackBack(0)

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古本屋の事務所移転顛末記(1)

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昨年末に借りる事が決まった事務所兼倉庫ですが、元縫製工場で10年近く使われずにいたようです。中はテニスコートが1面楽に取れる程度の体育館のような仕切りの無い広いスペースで、初めて見た時はその広さに圧倒されましたが、何度か通ううちになれました。
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天井は一部雨漏りのあとがあり、トイレの壁には大きなカビの跡とメンテナンスの悪さが気になりましたが、家から近いので良しとしました。

床はフローリングで根太が30cm毎に入っているようなので、重い本を置いても大丈夫のような気がしますが、塗装がはがれ、出入り口周辺は表面が傷んでいます。先ずは床にニスを塗る事になりました。
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サンダーで床の表面を磨きましたが、シミや汚れは容易に取れないので簡単に済ますことにしました。2リットル缶の半艶のニスを2缶とペイント薄め液で約1万円の出費です。前日に塗って翌日行きましたが24時間たっても一部まだ乾燥してない所がありました。サンダーでの床表面研磨が不十分だったせいか、ニスを塗ると余計に汚れがくっきりと浮き出てしまい、ニスを塗ったのが良いのやら悪いのやら頭を抱えてしまいましたが、とりあえず良しとします。

新しい本箱も必要になるので180cm×200cm程度の本箱を12箱作る予定でホームセンターに行ったのですが、それに必要な、パイン材やダボが足りず不足分が入荷するまで1週間以上かかると知り、ガックリきました。とりあえずあるものだけを完成させようと思っています。

広いスペースを暖房するのは経費がかかりすぎるし、温度の急激な変化は本のためにもよくないので、事務所部分の仕切り等も作る事になるので、まだまだこれからです。

12日から1週間ほど東京に出かける予定なので、しばらく仕事は中断しなければなりません。



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2008年01月09日 | Comment(2) | TrackBack(0)

Posted by molk at 古本買取「創育の森」|カテゴリー古本屋店主見習日記

古本屋の事務所移転顛末記(2)

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とりあえず買ってきた分だけの材料で、本箱が完成しました。完成したのは全部で8本(171cm幅)。1本あたり単行本で700冊、文庫なら1500冊収納できます。棚は新書や文庫用に転用できるよう可変式にしました。家にある単行本用の本箱28本(86cm幅)と合計すると単行本換算で15,000冊の収納力になります。残りの10本も完成させると総収容力は単行本換算で22,000冊。文庫、新書、CDも考えるとマックスでは30,000冊程度。
今年1年間でこれを満杯にすることが目標となります。

当店は古本の出張買取、宅配便を利用した楽々買取をやっておりますので、今まで以上にご利用いただけるスペースが完成しました。
ダンボールだけの収納も含めれば10万冊程度の収容力が有りますので、1万冊を超える大量の買取にも対応できます、大口の蔵書処分、同業者のお店まるまる1軒分の買取等、お気軽にお問い合わせください。


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2008年01月11日 | Comment(5) | TrackBack(0)

Posted by molk at 古本買取「創育の森」|カテゴリー古本屋店主見習日記

古本屋事務所移転顛末記(3)

電話の設置完了後、ヤフーBBにADSLの申込をしたのですが、開通までに10日前後かかると言う事でネット環境が整うのは2月の上旬。それ以降に引越しとなる予定でしたが、先日事務所内の電気工事を依頼した電気屋さんと話をしているうちに、電気工事の申請手続きやら何やらで、事務所の中まで電燈が灯るのは2月の7日前後になる事が判明。ちょっと拍子抜けしてしまう。

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事務所の方は、とりあえず壁だけ完成。現在はドアの製作中。
古本屋家業より、大工仕事のほうが向いているかも。

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2008年01月26日 | Comment(4) | TrackBack(0)